平成16年10月23日17:56 新潟県 中越地震M6.8
発生まで10日間の宏観の動きから

(画像クリックにより、元のサ イズで表示されます)


新潟中越地震で被害に遭われた現地のみなさま方におかれましては、心よりお見舞い 申し上げます。
今後人的被害を最小限に押さえるべく震災型地震の前兆検証としてこれからの重要な 資料として、
まとめさせていただきました。 現地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。




10月12日
10月12日、秋田市内から確認。
夕方、非常に力量のある、黄金色に染まった放射状の雲の様子が撮影されました。
非常に危険な印象を抱きました。



10月13日
10日前の10月13日、秋田市内で確認された 雲。
日中から秋田市内では、断層状のようなシャープな高空の雲が現れ始めました。
秋田・kamome様から届いた報告では
ラ インは20−200度。

また、同じ日東京からの夕暮れ空の観測では北北西方面からの放射状雲を確認。日本 海方面での異常を報告していただきました。
n-bicycleさまの計測では
この現 象雲の発生範囲は312〜337度。

この日は結果的に発生の10日前に当たり、気のリズムから見た帰線にも当てはまっ ていました。
この日以前から、日本海方面からの異常を知らせる雲などの現象があり、ここから規 模などを掴む他の宏観現象を追う作業に入ります。

この日の観測では、秋田と東京からの現象に交わる部分があるように思われるが・・ ・。
もし交わるとすれば、いつ頃の発生になるのか・・・。


10月14日
9日前の10月14日、秋田市内でkamome様撮 影。
メールで「日本海方面がおかしいよ」と急ぎ連絡を頂きました。
この日秋田市からの観測では西南西方面、2 40度方向からの現象とリポート。

12.13日と14日の現象から、東京から見た発生予測範囲と秋田市観測の関係図 を14日、n-bicycle様に考察していただいております。
また、大阪南部からは大きなアーチ虹が出現。規模は大きく読む必要が出てきます。


10月15日
13:19 与那国島近海M6.6が発生。
震源に近い与那国島では震度5弱の強い揺れを観測しました。14日のアーチ虹の対 応のようだ。


10月16日
7日前の10月16日、関東地方を中心に沢山の 異常宏観や雲現象の観測情報がありました
どの掲示板を見ても顕著な異常を知らせる空であったことはいうまでもなく、ただた だ不穏な様子に不安と恐怖を感じられていたのは言うまでもありません。
この時点でまず、48時間前兆の可能性を疑います。

しかしながら残念なことに、どの画像リポートを見ても、震央を特定する有力な計測 ラインの情報や、複数の震源であろう雲の指向性を示す情報はありませんでした。
複数の震源と思われる現象が、全て一つの前兆であったかのような情報が多い中、1 枚だけ「KS SKY REPORT」にて全体像を確認できると思われる画像を見つけました。 (かなかな@埼玉伊奈さまのご協力を頂きました)

この画像情報からは、埼玉県伊奈町から
東方面〜南方面といっ た情報が入っており、画像右に見える複数の帯状は同心円状を為していると判断、 改めて画像から見て、埼玉県より西〜北方面での震源有り、という見方が出来まし た。
またこの雲は日没後仰角低く二分状に変化していることから、遠方での発生も充分に 考えられました。

この二分状ラインが現地から見てどのラインで現れていたのか、この詳細な情報を得 るのに時間がかかりましたが、
翌々17日に東の赤影様から、東京で計測した二分状ラインは40−220度ライン である情報を頂きました。
雲の指向する方向は必ず震源を指してくれて いるという原則から、観測にはただ 闇雲に現象を撮影するだけでなく、
必ずその指向方向を掴む必要があるのです。
たとえ、観測地から震央までの推定距離が判らなくても、全国の観測網が充実すれ ば、その交点となる位置での発生が事前に予測する事が出来ると思います。


当地(宇和島市)からの観測では10/7に観測した北東30度ラインの海域での前 兆を捉えています。
秋田kamome様や、東京n-bicycle様から頂いた貴重な情報を総合して考察。この日、 当HPからはM6〜7規模、日本海中部方面での発生を注意警戒情報に掲示いたしま した。
また発生は、降雨延長24時間を含めた10/18と予測しました。
考察図は10/18東京で報告された二分状ラインを入れたものを掲示しています。


10月17日
02:19 茨城県沖M5.5
03:54 茨城県沖M5.7が発生。

一連の動きはこの地震によるものなのか?いや、そうではない。雲が知らせてくれた 方向は、間違いなくまだ別にあるようだ!
茨城沖の震源は、13日以前に東京から既に観測されている・・・。

6日前の10月17日、秋田市内から。
この日秋田市内からは輝きを落とした夕陽が観測されました。
翌日の発生になりそうだが・・・でも台風23号が南から顔を覗かせている。この動 きはどうだろうか?

JWA (財)日本気象協会/気 象画像10/16分より掲載




10月18日
03:42 日本海中部M4.2が発生。規模が小さい・・・。前震か?もう少し様子を見よう。

5日前の10月18日、秋田市内より。
この日も立て続けに上暈や夕陽の破れ暈が見られ、
「次の規模も大きいよ!気を付けてね!」 と空からのメッセージが。

西日本からは台風の影響で雨の情報。この日該当すると思われる発生がなかった事か ら、始めて4線・7線のリズムで追うことになります。
最初の観測が13日と言うことは・・・?昨日4線で、7線が20日だ。でも台風2 3号は間違いなく列島を直撃するだろう・・・。
台風23号はゆっくりと南西諸島を北上中です。




10月19日〜20日
この間台風23号は舐めるように日本列島を北 上。
19日午後、高知県土佐清水市に上陸後、偏西風に乗り翌日20日いっぱいまで列島 を東上して各地に洪水被害や土砂災害をもたらしました。
台風の動きによっては地震も抑圧されるのでしょう。また台風エネルギー以上の大き な震源が潜む場合、台風がコースを変えることも今年の台風からは沢山学ばさせても らいました。

国際気象海洋(株)/気象情 報より掲載

この後台風が急に進路を変えました。


10月21日
7線にあたる20日は台風通過で地震の発生は無 し。ということは延長現象も考慮し、帰線に戻り23日か?
台風一過、各地でアーチ虹の観測リポートが続々と。
滋賀県大津市でアーチ虹、また静岡県浜松市でもアーチ虹観測。規模が大きくなるよ !とまたもや空からのメッセージです。
また宇和島市では終日「雲なし」です。




10月22日
この日も当地は終日「雲なし」。日没には宇和島 から完全に輝きを落とした夕陽が観測出来ました。
終日濃い地気のなか、ここまで目立った該当がなかった事から、翌日だ!と確信を抱 いた宏観でした。




10月23日
当日朝、大阪南部では朝焼けの中に強い雲焼け現 象が。
また来島海峡ライブカメラでも朝焼けと雲焼けの様子が写し出されていました。
昔からの言い伝えでは「朝焼けは川を渡るな」といいます。遠方へ行くと災害で帰っ て来れなくなるよ、という意味だそうです。

環境省/インターネット自然 研究所より
10/23来島海峡06:14を掲載


東京では直前と思われる333−153度指向の帯状雲が観測されました。
また発生直前、大阪からは震央を指向する雲の動きがしっかりと、秋田市からは震源 地を指向する前兆雲が観測されました。
大阪「りゅう様」からは(以下抜粋)「新潟県中越地震の当日撮影。夕刻の雲は、頭 上一杯に羊雲状にありましたが 1時間もしないうちに北東方向に入っていきました。」


そして
午後5時56分、新潟県中越地 方でM6.8の内陸直下型地震が発 生
現地では震度6強の揺れが余震も含め、何度も襲いかかりました。

気象庁/地震情報より10/23 分から掲載

kamome様の夕日の破れ暈、秋田男鹿半島でも夕日の暈とも見られる時間の暈、 小彩さまや大津様からの虹情報、雲なし異常、東京は赤影様から・・・と、雲はしか りですが、台風コースに月の色つきなどいろんな自然から「大きくなるぞ・・・」の 知らせがありましたね。
台風の知らせから地震発生域・・そこへの前兆となる上空現象との震央域予測・・・ 大自然の中にいる私たちには誠に有り難いメッセージです。(以上、10/23 m-sanさ まより)



10月24日
本震の翌日、早速強い余震を示す前兆が。
24日大阪・堺市からは北東約45度の被災地を指向する48時間前前兆の高積雲が 観測されました。
(以下抜粋)「帰り道、南西の空から長い灰色の雲が伸びていました。その雲の変化 です。北西〜北北西〜北〜・・夕方の様子(17:24撮)」 また現地で取材活動をされていた大阪「りゅう様」からは24日、現地小千谷市から 貴重な直前前兆の様子がリポートされました。
(以下抜粋)「24日午前中から被災地、小千谷市内の取材をして夕刻、国道291号 (通行止め)の小高い所で撮影。
大阪で見たような雲が、ドンドン現れ、消えて繰り返し。アークも出ました。まだ近 い日時で発震?でしょう。」


10月25日
本震から2日後の大型余震の前兆について
25日の秋田・十和田湖ライブカメラでは終日アーチ虹が観測。
札幌kukku様から、「札幌市から南南西200度方面へ流れる雲の様子」からは、赤 く雲焼けした内陸様相の帯状雲がしっかりと観測されました。



10月27日
10/26、現地では午後から雨。24日に出て いた48時間前兆は、この降雨現象で延長計算されます。
そして本震から3日後、雨上がりの現地では恐れていた大型余震が発生。マグニ チュードはM6.0でした。
幸いにして、大きな二次災害が無かったことに安堵しました。
Clip Boardでは本震後の前兆観測から、降雨延長を考慮した27日にM6を越える余 震が発生する旨、現地に応援で駆けつけておられた大阪府職員に、FMプランニング 様から 注意警戒を呼びかけられて頂いていました。
これこそがまさに大地の動きを写し 出す「空」という鏡からいただいた「自己防災」なのです。


JWA (財)日本気象協会/気象画像10/27分よ り掲載
気象庁/地震情報より10/27分から掲載





新潟県中越地震被害状況(新潟県中越地震被害対策本部まとめ)

死者・行方不明者(死者36名・不明0名) 36名
重軽傷者 2404名
住宅被害 6517件(一部損壊・火災含む)
非住宅被害 2887棟
道路・河川・土砂災害 3914箇所(2004年10月30日16:00現在)


いつも話す事ながら、専門家が否定される、否、科学的根拠がないからというか、未 科学分野が地震との関係があるとする見方の上空変化現象を真剣に取り上げてくれる 方がいないのかしらね〜・・(以上、10/23 m-sanさまより)
「地震」は台風と違い、明確な震央位置や規模がわかりにくいものです。しかしなが ら、自然の中に暮らす私たちは毎日空を眺め、自然が送ってくれるメッセージをきち んと受け取ることによって、必ず次の地震の前兆を知ることが出来るはずです。
その「知らせ」をきちんと受け取ることによって、こういった悲しい災害はひょっと したら、少しでも軽減する事ができるはずだと考えています。
「民」の洞察、「官」のデータが結びつくことは現在ではあり得ないことかも知れま せんが、私たちはその小さな可能性を追い求めながら、日々空からのメッセージを読 みとっています。
明日の悲しみが二度と繰り返されないことを願って・・・。

画像および観測リポートについては、FM Planning様提供の[Clip Board]
から集められた情報を基に作成させていた だきました。
どうもありがとうございました。



2004年10月27日 記